クライマー・ボルダリング・登山・の故障・ケガ詳細解説
ボルダリングの整体院では、さまざまなクライミング傷害に対する最適な施術と、セルフケアのための個別アドバイスをおこなっています
指が痛い
慢性痛・腱鞘炎
指
指が痛い・指の関節痛・指の慢性痛・指が曲がらない・指を曲げると痛い・指を伸ばすと痛い・指がねじれると痛い・指が伸ばせない・指が腫れる・指を押すと痛い・ホールドを持つと痛い・・・
ボルダリングでもっとも多いのが
指の故障です
残念ながら指の専門家は
非常に少ないのが現状です
ボルダリングの整体院には、クライマー特有の悩みについての実績があります。これまで数千人のクライマーのお悩みにお応えしてきました。「グーやパーができない」など、可動域に問題がある場合のサポートもおこなっています。
指の故障
「痛い所」と「原因になる所」が離れています
→ 間違ったケアになって失敗しやすいのです
指の慢性的炎症の痛みの多くは
「ケガ」ではありません
第一関節の痛み・第二関節の痛み・指の腹の痛み・指の背の痛み・指の付け根の痛み・手のひらの痛み・指の両サイドの痛み・手を握ると痛い・カチで痛む・ハリボテが痛い・指を深く握ると痛い・ガバの縁が当たると痛い・指を反らすと痛い・指を曲げると痛い・指をひねると痛い
……指の慢性痛の多くは
長期にわたる疲労の蓄積によって生じた
関節・腱・腱鞘・靭帯…等の
「炎症」による痛みです
その症状は、手のひら / 前腕 / 肩甲骨周辺 / 胸筋 / 背中・腰・腹筋 …など、周辺筋肉のコリによって悪化します。つまり、おおもとの原因は、指に関係する「筋肉のコリ」です。
指の痛みの根本原因・指にあると思いますか?
そうではないのです。ほとんどの指の、慢性痛の根本原因は、指以外にあります。手のひら / 前腕 / 肩甲骨周辺 / 胸筋 / 背中・腰・腹筋 …など、周辺筋肉のコリによって発生します。
原因が指以外にあるのに
テープを巻いて治るでしょうか?
筋肉のコリが原因ですから、テープで固定しても、良い結果は得られないことが多いです。固定で血流が悪化し、かえって悪循環になるケースもあります。
また、テープで固めることで、一時的に痛みをごまかせる場合、かえって登り過ぎて悪化するケースも多く見てきました。
ただし、「指をひねると痛い」「指がねじれると痛む」、といった症状もあります。そのような場合、繰り返しの同じ負荷による、DIP関節・PIP関節の捻挫を繰り返した結果の痛み、であることもあります。
この場合、原因はクライミング動作の衝撃による「ケガ」です。このケースでは、テープ等による固定が有効です。
あなたの故障のタイプによって
”正しい治し方”は変わるのです
もっとも多くの方は、症状がミックスしていることが多いものです。そのあたりの見極めが、まずいちばん大事なポイントです。症状のタイプを正しく見極めたら、あとは丁寧に対応をしていきましょう。
指をむやみに揉みほぐさないこと
原因の多くは”指以外”にあります
指の故障は、指だけにアプローチしても改善しません。むしろ強い指マッサージは炎症を悪化させることも多いのです(例外もありますが、強いマッサージには十分な経験と知識が必要です)。
・・・
フィンガーローラーについて
「フィンガーローラー」などは敢えてお勧めしません。何もしないより良いのですが、自分の手を使ったケアのほうが、遥かに簡単・かつ効果的だからです。
フィンガーローラーは指先のように繊細な動きができません。また、皮下組織へにかける圧力の微調整も難しく、効果が半減してしまいます。
手を使ったセルフケアは、最もきめ細やかにケアできます。コツを掴めば疲れることもありせん。手軽で簡単、やればやるほど上手くなります。
手を使ったセルフケア方は、このサイトの「動画」ページ(クリックでジャンプ)で解説しています。
マッサージガンについて
腕〜手・指のケアに関して言えば、「マッサージガン」はメリットよりもデメリットの方が大きく、お勧めしません(*臀部や脚部のケアには、多少有効な場合もあります。)。
私も購入して試しました。あわよくば、「仕事で使えたらラクかも?」と考え、購入した同業者もいます。
…たしかにそうですよね。器具で治せたら、どんなにラクでしょう?施術はけっこう力を使います。それなりに大変な作業です。もし、器具で「同じ効果」が出るなら、もちろんすぐに買いますよ!だってラクじゃないですか!
しかし今では、マッサージガン、同業者はだれも使っていません。人間の手のほうが、今のところ「はるかに上」、ということが分かったからです。
マッサージガンの強い打撃は、筋肉を強い緊張状態にします。疲労を増したり、”コリぐせ”を強くしてしまう副作用があります。
たしかに、その場は無理やりほぐされますから、良くなる感覚があります。しかし、長期的に言えば、”悪化しやすく・改善しにくい筋肉”になります。
自分の手でケアするほうが、遥かに簡単で安全で効果的。人間の手は、腱の一本一本を特定できるほど繊細です。
また、手の場合「必要な場所に必要なだけの圧を掛ける」ことができます。副作用を最小化できます。
「手でやると疲れる」と言う方もいますが、”正しい方法”でやれば、指を疲れさせることなく、素早く効果的にケアできます。
手を使ったセルフケア法は、このサイトの「動画」ページ(クリックでジャンプ)で解説しています。
色々なボディケアの器具があります
しかし…
もしそれらが
人の手によるケアより簡単で有効なら…?
私たち施術家も
手を使った施術を辞めているはず…
…ですが、現実にはそうではありません。
世界中の施術家・治療家・セラピストのほとんどは、21世紀の世の中になっても、いまだに「手」を使っています。
いまのところ、手を使った施術のほうが、はるかに効果的だからです。
もちろん、手を使ったケアには、無数のノウハウやコツがあります。それを知らずに闇雲に揉んだりしても、疲れるだけですし、改善しないどころか、悪化させてしまうことすらあります。
・・・
指の慢性痛は『生活習慣病!!』
〈 登り方を変えないと治らない人 〉
チェックリスト
-
いつも「痛いのを我慢して」登っている
-
いつも「狙った課題を何度も続けて」打っている
-
毎週「連登」するスケジュールになっている
-
ジムに「着いたらすぐ」登り始める(軽いクライミング含む)
-
帰る間際まで本気で登って「そのまま帰る」
-
常に「睡眠不足or疲労が抜けない」
・・・これらが当てはまる方は、まずこの「習慣」を変えないと治りません。
-
最高の施術
-
最高のセルフケア
-
最高の食生活・栄養
-
最高のテーピング
・・・など、どんなに時間とお金と労力をつぎ込んでも治りません。
せっかく貴重な時間とお金を使って、来院いただいても、無駄になってしまいます。
では、どうすればいいか?
-
痛いことはしない(日常もクライミング時も)
-
同じ課題は続けて3トライ以上しない(数課題をローテーションする)
-
連投しない
-
「正しい」ウォームアップ・クールダウンを日課にする
-
まず「溜まった疲労」を取る
・・・これができない限り、しつこい慢性痛は治りません。
どれも、だれもが無料でできることです。
まず「悪い習慣」を変えること
その勇気と「変える決意」をすること
・・・厳しいようですが、この程度のこともできないようでは、貴重な時間を使ってお越しいただき、私が一生懸命施術しても、お互いの努力が無駄になってしまいます。治れば、痛みを気にすることなく、思いっきり登れるんです!
いま一度、お考えになってみてくださいね。
・・・そのうえで
前腕・上腕・肩・胸・頸部(首)の
「筋肉のコリを取る」
…それが最重要課題です
指の改善には、指が痛くなる原因である<前腕・肩・頸部(首)>の筋肉のコリを取ることが、最重要です。さらに周辺の筋肉のコリも取り、指に関係する筋肉全体の、疲労をまず減らさなければなりません。
そうすることで<関節・腱・腱鞘・靭帯>等の疲労が抜けやすくなります。これらの疲労をていねいに取り除くことで、痛みの原因となる炎症が抑えられていきます。
指の慢性痛に「魔法」はありません
改善にはある程度の期間が必要です
軽い慢性痛は別として(軽度の場合、1回〜数回で痛みが消える場合もあります)、重い慢性痛の場合、最善の対応をしても、改善に時間がかかるのは事実です。
また当然のことながら、登りながらよくするには、さらにいくつかの条件が必要です。やはり、一時的にクライミングを休み、ケアに集中するほうが、より速く改善します。
ただし、慢性痛の根本原因が
日常生活にある方も多いです
ただし、意外に思われるかもしれませんが、慢性痛の原因が日常生活にある方も、非常に多いです。
指の痛みで悩む方は
例外なく
肩や背中や胸の筋肉がコっています
指と筋膜的につながっている、上半身の筋群が硬いせいで、指の動きを妨げ、指関節に負荷がかかり、前腕の疲労が溜まりやすくなってしまっています。
-
睡眠不足
-
過労
-
もともとある体のコリ
-
ストレートネック
-
背骨や骨盤の歪み
…などの影響で改善しない方も、非常に多いです。
このような症状がある方は、デスクワークなどによる身体への影響が、クライミングの不調を助長しています。
指をいくら揉んでも治らないのです。上半身全体の筋肉のコンディショニングを続けると、指の状態も良い方向へ変わってくるのです。
関節の変形がある場合
(指の変形性関節症)
「指を伸ばせない」「指を曲げきれない」という場合、関節(=骨)が変形しているケースもあります。しかし、そのような方でも、レントゲンを撮ってみると、実際には骨の変形に至ってない方のほうが多いです。
気になる方は、まず整形外科でレントゲンを撮ってもらい、「関節変形の有無」の所見を得てから、改善の方策を検討しましょう。
レントゲン撮影のうえ、関節の変形(指の変形性関節症)があった場合には、数ヶ月〜数年単位のケアが必要なケースもあります。また、完治が難しい場合もあります。
私も、指を曲げられない・伸ばせない
時期がありました
私も、指を曲げられない・伸ばせない時期がありました。この仕事を始める以前の話です(施術の勉強をし、自己実験を積み重ね、今は完治しました)。
このようなケースで、諦めてしまう方が多いのが、クライミング界の現状です。「クライミングで、指が壊れるのは、しょうがないんだ」と。しかし、それはあまりにもったいないことです。
私自身も当院の患者さんも
「真っ直ぐな痛みのない指」
を取り戻しています
確かに、大きく関節が変形するまで症状が進んだ場合、完全にもとに戻らないことはあります。また、改善に時間もかかります。しかし私自身も、当院の患者さんも、たくさんの方が、真っ直ぐな痛みのない指を取り戻しました。
努力は必要です。
もちろん、放っておいても治りません。数週間のレストでは、改善の兆候すら見られないことがほとんどです。まずは症状の軽減(痛みの軽減・可動域の改善)に的を絞ったケアを続けます。
関節変形の場合も、ケアの基本的な考え方は同じ。ただし、症状が重いぶん、比較的強めの施術も必要です。また、その場での感覚変化より、長期的変化に注目して進めることが大切です。
プロに頼った方法だけで
慢性痛を改善するのはもったいない
プロに頼った方法だけで、慢性痛を改善するのはもったいないです。なぜなら、クライミング活動を含めた、あなたの日常全体に原因があるからです。
何が原因なのか?何を変えたら良くなるのか?ご来院のたび、日常の問題点もお伝えします。正直、言いにくい内容を伝えることもあります。痛いクライミングを続けながら改善するのは、じっさいほぼ不可能です。そこは理解しなければなりません。
セルフケアで改善するのは
正直、非常に難しいです
一度来院され、少し痛みが減ると、通院を止めてしまう方がいます。そういう方は、結局完治せず、後遺症や故障の再発に苦しみ、数カ月後にまた来院されます。
根本原因が改善しないまま、小手先の対応をし、失敗してしまうのです。
指の慢性痛は
全身疲労が根本にあります
指の慢性痛は、全身疲労の問題が、根本にあります。長期的に、疲れをとるのが、近道です。セルフケアがやりにくい、背中や肩まわりのケアが必須です。
特に、肩や背中・腰など、背面は、プロでも自分でやるのが難しい場所です。しかし、クライマーの故障は、肩や背中・腰など、背面の筋肉のケアなしに、改善しないものがほとんどなのです。
改善に”魔法”はありません
改善に”魔法”はありません。なぜなら、特に慢性痛は”生活習慣による故障”だからです。月に2〜3回程度の通院では、「登りながら改善」は難しいです(*取り組み方によっては、可能な場合もあります)。
中途半端な対応は
ある程度よくなっても
持続しません
中途半端な対応は、持続しません。通院をやめた途端にぶり返し、努力が水の泡になります。
強くなるため、楽しく登るため、ときには普段とは違った努力が、やはり必要。お互い協力しながら、時間を作っていきましょう!!
Q. 登りながらなおせますか?
A. 「痛いことを続けながら
治すことはできません」
…この現実は、どうしても、受け入れなければいけません。
たとえば、
「風邪薬を飲んだから、毎日飲み会で騒げる」
「痩せたいけど、毎食ラーメンの大盛が食べたい」
「毎日傷口を掻き壊しながら、傷を治したい」
「名医の手術なら、翌日から運動できるはず」
…こんな人がいたら、どう思いますか?
ふつう、笑われますね。
”痛みの出るクライミング”をやめず、「施術でなんとかしよう」という考えは、これと同じです。
矛盾した行動では、治るものも治りません。せっかくお金と時間を費やしても、ムダになってしまいます。
ですから、「痛いクライミング」をしながらの通院は、お断りしています。しかし、工夫すれば、「痛くないクライミング」はできる場合、もあります。
そんなときは、ポイントをお伝えしながら、極力「改善を妨げない登り方」をする前提で、改善を進めます。
-
課題の選び方(痛い課題は絶対登らない)
-
登りに行く頻度(週1〜2回が限度)
-
一回のトレーニング時間(2時間程度まで)
-
登り方の改善(連続トライの禁止)
-
ウォームアップ・クールダウンの方法
-
レスト日のセルフケアの方法
-
必要な栄養素の摂り方
・・・など相談しながら
「回復を妨げないクライミング」を
一緒に考えていきます
「ぶり返しのない復帰」をサポートします!