クライマー・ボルダリング・登山・の故障・ケガ詳細解説
ボルダリングの整体院では、さまざまなクライミング傷害に対する最適な施術と、セルフケアのための個別アドバイスをおこなっています
手首が痛い
TFCC損傷ほか
手首が痛い
・・・TFCC損傷・手首の軟骨損傷・手首の腱 鞘炎・手首の捻挫・手首が抜けそうな感じ・手首をひねると痛い
手首が痛いというと、すぐに「TFCC損傷」を疑う方が多いですが、本当にTFCC損傷であることは、意外にレアケースです。
ただし、日常動作に困るほど、強い痛みのある「重い手首痛」の場合、まずは病院(整形外科)で、画像診断(レントゲン・エコー・MRIなど)を受診されることをお勧めしています。その結果を持って、当院にお越しいただければ、より適切な施術が可能です。
いずれにしても、まずは痛みの原因となる筋肉にアプローチし、再発しにくい筋バランスへ調整する必要があります。
手首の痛みの多くは、
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前腕・手のひら・の筋バランス悪化
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繰り返し動作による神経の圧迫
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筋肉のコリによる腱・関節等の炎症
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腱や靭帯や軟骨の損傷
・・・などが原因であることがわかっています
そのため、筋肉と神経両方にアプローチしていきます。さらに、前腕・手のひらの筋バランスの悪化は、前腕・手のひらの筋肉のコンディションの問題だけではないのです。
首〜肩甲骨まわりの筋肉のコリ、さらには背筋の緊張が、前腕・手のひらの筋肉の緊張状態を、引き起こしているケースが非常に多いです。
そのような観点から、前腕の筋肉・手のひらの筋肉・全身のバランス調整、全体を調整する必要があります。
ただ固定して回復を待つのは
一番ダメなやり方です
いっぽうで、TFCC損傷などの「損傷=ケガ」の場合、一定期間(数ヶ月)の固定が必要です。しかし、ただ固定して回復を待つのは、一番ダメなやり方です。
損傷した組織は、治癒の体制を作る過程で固く柔軟性の少ない状態になります。それは、組織を修復するために必要な状態なのですが、放置してしまうと、周辺組織の体液の循環が悪化し、手首周辺全体が硬直化してしまいます。
その結果、怪我が治った後も、
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血行の悪い状態
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柔軟性に乏しい状態
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疲労の抜けにくい状態
となり、クライミング再開後も、
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指や手首の故障が起きやすい状態
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炎症やそれに伴う慢性痛が起きやすい状態
を招き、せっかく怪我が治っても、二次的な不調を抱えたままのクライミングを、強いられることになります。
ケガが治ったら
思いっ切り登りたいですよね?
そのような「悪循環」を招かないためには、固定している間も、手首周辺のコンディショニングを、常にしていくことが必須となります。また、手首周辺の筋肉のコンディションを保つためには、上半身全体の筋肉のケアが重要になります。
手首周辺の筋肉は、胸筋や肩甲骨周りの筋肉と、筋膜的につながっているからです。さらに、頚椎〜脊椎の歪みを取ることで、全身の回復力と自然治癒力を上げることも重要です。
固定だけで筋肉ケアをしないと
復帰後に後悔するでしょう
手首の固定だけして、何もケアをしないでいると、クライミング復帰後、大きな後悔をすることになるでしょう。病院での固定だけで対処し、後になって慢性痛に悩み、来院される方はかなり多いです。
病院の診断と固定が済んでからは、適切な筋肉のケアが必須です。復帰前からケアすることで、再発や慢性痛が予防でき、治癒後のパフォーマンスは、むしろ上がります。
Q. 登りながらなおせますか?
A. 「痛いことを続けながら
治すことはできません」
…この現実は、どうしても、受け入れなければいけません。
たとえば、
「風邪薬を飲んだら、毎日飲み会で騒げる」
「痩せたいけど、毎食ラーメンの大盛が食べたい」
「毎日傷口を掻き壊しながら、傷を治したい」
「名医の手術なら、翌日から運動できるはず」
…こんな人がいたら、どう思いますか?
ふつう、笑われますね。
”痛みの出るクライミング”をやめずに、「施術でなんとかしよう」という考えは、これと同じような話です。
矛盾した考えでは、治るものも治りません。せっかくお金と時間を費やしても、ムダになってしまいます。
ですから、「痛いクライミング」をしながらの通院は、おすすめしません。しかし、工夫すれば、「痛くないクライミング」ができる場合、もあります。
そんなときは、ポイントをお伝えしながら、極力「改善を妨げない登り方」をする前提で、改善を進めます。
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課題の選び方(痛い課題は絶対登らない)
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登りに行く頻度(週1〜2回が限度)
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一回のトレーニング時間(2時間程度まで)
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ウォームアップ・クールダウンの方法
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レスト日のセルフケアの方法
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必要な栄養素の摂り方
・・・など相談しながら
「回復を妨げないクライミング」を
一緒に考えていきます
「ぶり返しのない復帰」をサポートします!