

クライマー・ボルダリングの故障 詳細解説
ボルダリングの整体院では、さまざまなクライミング傷害に対する最適な施術と、セルフケアのための個別アドバイスをおこなっています
パキり・腱・腱鞘損傷


パキった!!
指の腱損傷・腱鞘損傷・手のひらの筋損傷・前腕の筋損傷・・・
ここで言うパキリとは、「手指への強い負荷で起きた指・掌・前腕の組織の損傷」を意味し、広い意味でのパキリとお考えください。
指の腱鞘だけを傷めるケースはごく少数で、筋損傷や腱損傷を併発していることが多いのです。
音がしなくてもパキっているケースは
非常に多いです
「音がしなかったからパキリではないと思う」とおっしゃる患者さんがいらっしゃいますが、パキった時に音がするケースは2〜3割にすぎません。
指をパキった場合・傷害の2つのパタン
①痛みが前腕や手のひらにある・・・おもに筋肉の損傷
②痛みが指そのものにある・・・腱・腱鞘・靭帯などの損傷
まず、どちらも一定期間のクライミング中断が大前提となります。軽いクライミングを続けながら”パキリ”を改善することは、できないとお考えください。
登りながら治そうとして失敗した方を多く見てきました。
治癒期間が大幅に長期化するだけでなく、治ったあとも指の慢性痛が続きグレードが頭打ちになってしまいます。くれぐれも登りながら”パキリ”を治そうとはお考えにならないでください。
①の場合・・・改善期間は比較的短期(4−7週間)
筋肉にアプローチする施術を行い、早期復帰をサポートしますます。早期の正しい対処は、古傷にしないための「きれいな治癒」にもつながります。また、上腕〜肩甲骨にかけての筋肉の緊張を取り除くことで、治癒力をあげていきます。
②の場合・・・改善期間は比較的長期(8−15週間)
①に加え、筋肉と神経両方にアプローチして根本的改善を促します。パキる方の身体は前腕の筋バランスが悪いことが多く、首〜肩甲骨まわりの筋肉のコリ、さらには背筋の緊張が改善を遅らせることも多いです。
そのような観点から全身のバランス調整もおこない、古傷にしないための「きれいな治癒」につなげていきます。
パキりの改善は治りかけの対応が最重要!
パキったときは、復帰中”治りかけ”の対応が最も大事です。リハビリクライミングの進め方を間違えると、長期化するだけでなく後遺症や再発に苦しめらる方が多いのです。
指のケガは首・肩・背中〜指先にかけて、全体の疲労の結果起こることがほとんどです。長期的に疲労を減らす取り組みが、改善・再発防止のために一番の近道です。
パキりからの復帰に関しても、セルフケアの難しい背中や肩の集中ケアと、これまでの経験に基づく、”その時に必要な最適なセルフケア法”の両方が必須です。
ボルダリングの整体院では、あなたに合ったプランをご来院のたびにご提案しながら、毎日できるセルフケア法を随時お伝えします。
<施術+セルフケア法+日常できる取り組み指導>
これら3つで最速での復帰をサポートします
ボルダリングの整体院では、リハビリクライミングの進め方もアドバイスさせていただき、早期での復帰と再発防止をサポートします。
